はじめてのAWSアカウント作成ガイド|料金・注意点・運用ポイントを解説
更新日:2026-01-16 公開日:2024-06-13 by Bitmoss
AWSについて
AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスです。サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、セキュリティなど、企業のITインフラに必要な機能をインターネット経由で利用できます。
従来のオンプレミス環境では、サーバー調達や初期投資、運用負荷が大きな課題でした。AWSでは、必要なリソースを数分で構築・柔軟に拡張できるため、システム開発会社や企業の情報システム部門を中心に導入が進んでいます。
一方で、「誰でも簡単に使える」というイメージから、設計や運用を十分に検討しないまま利用を開始してしまうケースも少なくありません。その結果、想定外のコスト増加やセキュリティリスクに直面することがあります。
AWSは2024年第1四半期時点で世界最大のクラウド市場シェアを持ち、グローバル企業から中小企業まで幅広く利用されています。
(出典:CRN:Cloud Market Share Report)
本記事では、AWSを初めて利用する方向けに「AWSアカウント作成の手順」を解説するとともに、作成後に多くの企業が直面する運用・管理の注意点についても触れていきます。
AWSの料金について
AWSアカウントの作成自体は無料ですが、利用するサービスに応じて料金が発生する従量課金制を採用しています。サーバーの稼働時間、データ転送量、ストレージ容量などが課金対象です。
AWSでは100以上のサービスに無料利用枠が用意されており、新規アカウント作成後12か月間は一定の範囲で無料利用できます。学習や検証用途であれば、コストをかけずにAWSを試すことも可能です。
しかし、実際の企業利用では以下のようなケースで意図しない課金が発生しやすくなります。
- 検証用に作成したリソースを削除し忘れている
- 開発環境と本番環境の区別が曖昧になっている
- 複数人でAWSを利用し、利用状況を把握できていない
AWSは非常に柔軟な反面、利用状況を可視化・管理する仕組みをあらかじめ設計しておくことが重要です。特に企業利用では、請求アラートの設定や権限管理が欠かせません。
無料利用枠の詳細や対象サービスは変更される場合があるため、最新情報は公式ページをご確認ください。
https://aws.amazon.com/jp/free/
AWSのアカウント作成手順
続いて、AWSアカウント作成手順を説明します。
以下を事前にご用意ください。
- 使用可能なメールアドレス
- SMSまたは電話着信を受信できる携帯電話
- 有効なクレジットカードまたはデビットカード
- 住所の英語表記確認
(例:#7, Kyoto Research Park 9, 91, Chudoji Awatacho Shimogyo-ku, Kyoto-shi, Kyoto-fu, 600-8815)
AWSアカウント作成の手順は以下の通りです。
まず、以下のAWS公式サイトのログインページへアクセスします。
https://signin.aws.amazon.com/signup?request_type=register
1.「Eメールアドレス」と「アカウント名」を入力して、「認証コードをEメールアドレスに送信」をクリックします。
「メールアドレス」は受信可能なものをご入力ください。
「アカウント名」は半角文字のみ使用できます。

2.入力したメールアドレス宛に届いた「確認コード」を入力して「承認を完了して次へ」をクリックします。

3.「パスワード」を入力して「次へ」をクリックします。
「パスワード」はログイン時に使用されます。

4.「連絡先情報」を入力して「次へ」をクリックします。
すべて半角英数字でご入力ください。また、法人の方は「ビジネス、職場、学校、組織向け」を、個人の方は「個人 – ご自身のプロジェクト向け」を選択してください。

5.「請求情報」でAWSアカウントの支払いに利用するクレジットカードの情報を入力します。
5のステップで入力した「連絡先情報」の住所と同一でも問題ない方は「連絡先住所を使用する」をご選択ください。ご住所が異なる方は「新しい住所を使用する」をご選択の上、住所をご入力ください。
入力完了後に、「次へ」をクリックします。

6.「承認コードの受け取り方法」をご選択して、「携帯電話番号」を入力します。
画面上に表示された「セキュリティチェック」を入力して「SMSを送信する」をクリックします。

7.最後のステップです。「サポートプラン」をご選択ください。
「Basic Support」プラン以外は有料プランとなりますのでご注意ください。
プランの選択によって、AWSで使用できるリソースに制約がかかることは基本的にありません。
技術的なサポートが必要になる場合や、メールや電話で問い合わせしたい場合、お早めの回答が欲しい場合は「Basic support」以外のサポートプランをご検討ください。
プランがまだ決まっていない場合は、まずは無料の「Basic support」にして、必要に応じて有料プランへ変更することをおすすめします。サポートプランの詳細は下記のAWS サポートページをご参照ください。
https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/

8.「Congratulations」の画面が出ると「Go to the AWS Management Console」をクリックします。クリックすると、AWSの管理画面へ進みます。

AWSアカウント作成後に検討すべき運用ポイント
AWSアカウントの作成は、クラウド利用の第一歩に過ぎません。 実際の業務利用では、運用フェーズで検討すべきポイントがいくつかあります。
- IAMによるユーザー・権限管理の設計
- 利用状況とコストの可視化
- セキュリティ設定(多要素認証、ログ管理など)
- 障害時を想定したバックアップ・復旧方針
これらはAWS公式ドキュメントでも重要性が繰り返し言及されていますが、 初めてAWSを扱う場合、どこまで対応すべきか判断が難しい領域でもあります。
特に、複数人でAWSを利用する企業環境では、 初期の設計方針がその後の運用負荷やリスクに直結します。
まとめ
AWSアカウントの作成自体は短時間で完了し、無料利用枠を活用すればコストを抑えて利用を開始できます。
一方で、企業利用や本番環境では、「コスト管理」「セキュリティ」「権限設計」といった運用面の検討が不可欠です。これらを自社内で対応するのか、あるいは外部の知見を取り入れるのかは、体制やリソースに応じて判断する必要があります。
AWS運用を検討する際の参考情報
AWSの導入・運用方法は企業ごとに異なります。 以下のようなケースでは、第三者の視点を取り入れて 運用方針を整理する企業も少なくありません。
- AWSを使い始めたが、設定や管理が属人化している
- コストやセキュリティが適切か判断できない
- 情シスの工数をこれ以上増やせない
当社では、AWSの設計・運用に関する情報提供や 現状整理のご相談を行っています。