Googleアカウントが削除される!?“2年以上未使用”にご注意【2025年版】
更新日:2025-07-16 公開日:2025-07-16 by Bitmoss
Googleは2023年5月、セキュリティ強化を目的として、「2年以上ログインしていない個人アカウント」を削除対象とする新ポリシーを発表しました。この新しいポリシーは、2023年12月1日から順次適用されており、すでに一部のアカウントで削除が始まっています。
対象となるアカウントには、GmailやGoogleドライブ、Googleフォトといった日常的に使うサービスのデータも含まれるため、長く使っていないアカウントがある人は要注意です。
なぜアカウントが削除されるのか?Googleの狙いは
Googleがこのポリシーを導入した理由は、放置されたアカウントがセキュリティ上のリスクになりやすいためです。
- パスワードが古く、使い回されている可能性がある
- 2段階認証が設定されていない
- ハッキングや不正アクセスの標的になりやすい
Googleは、「不要なアカウントを整理することで、すべてのユーザーのデータをより安全に保つことができる」としています。
対象となるアカウントとサービス
削除対象は、個人のGoogleアカウントに限られます。
一方で、会社や学校などが提供しているGoogle Workspace(旧G Suite)アカウントは対象外です。
該当するアカウントでは、以下のサービスもデータ削除の対象になります:
・Gmail
・Googleドライブ(Docs、Sheets、Slidesを含む)
・Googleフォト
・Googleカレンダー
・Google Play
・その他のGoogleサービス
削除を防ぐには?“アクティブ”とみなされる行動
アカウントを削除から守るには、2年以内に何らかの操作を行うことが必要です。
次のいずれかの行動でアクティブと判定されます。
・Googleアカウントにログインする
・Gmailでメールを送受信する
・Googleドライブのファイルにアクセスする
・Googleフォトに写真をアップロードする
・YouTubeで動画を視聴する
・Google Playでアプリをダウンロードする
また、Google Oneなど有料サービスの契約がある場合や、YouTubeチャンネルを所有している場合などは、削除対象から除外される可能性があります。
削除前に通知は届く?
Googleは、対象となるアカウントに対して複数回の通知を行うと発表しています。
通知は以下の手段で届きます:
- 登録済みのメールアドレス
- 復旧用メールアドレス(リカバリーメール)
ただし、登録メールが使えない状態だったり、通知を見落としてしまった場合には、削除に気づけない可能性もあります。
削除されたアカウントは復元できる?
万が一アカウントが削除されてしまっても、削除からあまり時間が経っていなければ復元できる可能性があります。
復元の手順は次のとおりです:
-
Googleアカウントの復元ページにアクセス
-
メールアドレスまたは電話番号を入力
-
本人確認情報(パスワードなど)を入力し、画面の指示に従う
ただし、削除から時間が経過していると、復元できない場合もあるため、できるだけ早めに対応しましょう。
詳細はGoogle公式サポートをご確認ください。
まとめ:大事なデータを守るために、定期的にログインを
Googleの非アクティブアカウント削除ポリシーにより、2年以上使われていない個人アカウントは予告のうえで削除される可能性があります。
その対象には、GmailやGoogleフォトといった主要サービスのデータも含まれます。
削除を防ぐためにできること:
- 定期的にGoogleアカウントにログインする
- 通知メールを見逃さないようにする
- 不要なアカウントは事前に整理しておく
使っていないアカウントがあるかもしれない…という方は、この機会に一度ログインしてみることをおすすめします。