Plesk活用ガイド|FTPアカウントの作成とファイルアップロードの方法

更新日:2025-07-14 公開日:2023-10-19 by 松潤

目次

Plesk FTPアカウント作成・アップロード手順ガイドのアイキャッチイラスト(PCとサーバーを矢印で結んだ図)

はじめに

Webサイトを公開するためには、まずHTMLファイルやPHPのWebアプリケーションを作成します。その次の段階では、作成したコンテンツをWebサーバーにアップロードする必要があります。通常、FTPクライアントなどを使用してコンテンツをサーバーにアップロードします。

ファイルコンテンツをアップロードするためにPleskでは2つ選択肢があります。ファイルマネージャー機能(前回のPlesk活用ガイドの記事:『Plesk活用ガイド|ファイルマネージャーでWebから簡単ファイル操作』)とFTPクライアントで行います。今回は、FTPアカウント作成する方法から簡易的なコンテンツをアップロードまでを説明いたします。

FTPとは

最初に、FTPって何か分からない人もいるかもしれませんね。FTPは「File Transfer Protocol」の略で、ファイルを送受信するための通信規格です。FTPは、パソコンのクライアントとサーバー間でファイルをアップロードやダウンロードする際に使われるプロトコルです。

FTPクライアント

FTPサーバーにファイルをアップロードするには、FTPクライアントというソフトウェアを使います。無料で利用できるFTPクライアントのソフトウェアが多数あります。Windowsの場合はWinSCPやFileZillaなどあります。Macをご利用される場合CyberduckやFileZillaでFTPクライアントがあります。

WinSCP の 2ペイン画面(ローカル/リモート空欄状態)の初期表示

FTPアカウントの作成方法

1. ユーザー名とパスワードを入力して、Pleskにログインします。

ユーザー名とパスワードを入力する Plesk ログイン画面2. 公開したいWebサイトのメニューから「ファイルマネージャー」を選択します。

Plesk ダッシュボードで『FTPアクセス』アイコンを選択する画面(赤枠強調)
3. FTPアカウントの一覧が開きます。「FTPアカウントを追加」のボタンを選択します。

FTPアカウント一覧画面で『FTPアカウントを追加』ボタンを表示した状態
4. 追加したいFTPアカウント情報を入力します。
「ホームディレクトリ」は基本的にルートディレクトリ(画像の通り「/」でルートアクセス付与)に設定しますが、もしアクセスを制限したい場合、指定ディレクトリの設定も可能です。

ホームディレクトリとパスワードを入力する FTPアカウント追加フォーム
5. 「OK」ボタンをクリックすると、FTPアカウントの作成完了となります。

FTPアカウントが正常に作成されたことを示す緑色メッセージが表示された一覧画面

FTPクライアントでサーバーにログインし、コンテンツをアップロードする方法

1. まずはFTPクライアントをPCにインストールする必要があります。この例ではWindows利用する前提で「WinSCP」というFTPクライアントを利用します。

「WinSCP」というFTPクライアント画面
2. サーバーFTP情報を入力します。
「Host name」はサーバーのIPアドレスになります。
「username」と「password」は先ほど作成したFTPアカウント名とパスワードになります。

また、普段であればSFTP(暗号化あり)のプロトコルでアクセスプロトコルになりますが、今回の例はFTP(暗号化なし)プロトコルで行います。ポート番号は21になります。

FTPアカウント名とパスワードなどの入力画面
3. ログインに問題がなければ、右側のウィンドウにルートディレクトリを表示されるはずです。

WinSPでログインを完了した画面
4. サイトのルートディレクトリをクリックし、サイトのルートディレクトリにファイルコンテンツをアップロードします。

サイトのルートディレクトリにファイルコンテンツを選択する画面
5. 左側のウィンドウは自分のパソコンのディレクトリになります。事前に用意した「index.html」をアップロードします。

パソコンのディレクトリから事前に用意した「index.html」を選択しようとする画面
6. 右クリックで、uploadを選択します。

パソコンのディレクトリから事前に用意した「index.html」をアップロードしようとする画面
アップロード先のディレクトリを指定します。この場合はサイトのルートディレクトリにアップロードします。

アップロード先のディレクトリを指定する画面
7. 「index.html」のアップロード完了後、ブラウザで該当サイトのURLにアクセスすると、アップロードしたファイルが閲覧可能です。

最後に

Pleskを利用することにより、FTPアカウントは数秒で作成可能です。そのアカウントで簡単にサーバーへコンテンツアップロードすることができます。Pleskの使いやすいユーザーインターフェースは、初心者にとって非常に便利です。

 

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