【用語解説】Amazon RDSとは?DB運用を効率化するマネージドサービスを解説
更新日:2025-11-25 公開日:2023-11-22 by はる
アマゾン ウェブ サービス (AWS) ではリレーショナルデータベースとしてAmazon Relational Database Service(Amazon RDS)を提供しています。本記事では、Amazon RDSの基本的な概念と特徴・利点などを初心者の方向けに解説します。
AWS が提供しているデータベースの種類
Amazon RDSについて解説する前に、AWSが提供しているデータベースの種類を整理します。
AWSのデータベースは多岐にわたりますが、ここではリレーショナルデータベース(RDB)とNoSQLデータベースの2つを取り上げます。
RDBは、複数のデータを相互に関連する表として管理し、SQLで操作する形式のデータベースです。
一方NoSQLデータベースは、RDBでは対応しづらい大量データや柔軟な構造を扱うために開発されました。
SQL以外の言語で操作できるケースもあります。
整合性や処理速度の観点で違いをまとめると以下の通りです。
| RDB | NoSQLデータベース | |
| 整合性 | 保てる | 担保されない |
| 処理速度 | 遅い | 速い |
RDBは検索精度と整合性に優れますが、処理速度や拡張性ではNoSQLに劣る場合があります。
NoSQLは整合性を犠牲にする代わりに、大量データ処理やスケーラビリティに強みがあります。
要件や用途に応じて選択するのが重要です。
Amazon RDSとは?
Amazon RDSは、AWSが提供するマネージド型のリレーショナルデータベースサービスです。
MySQLやPostgreSQLなど主要なRDBエンジンに対応しており、インフラ管理の手間を減らしながら利用できます。
Amazon RDSで利用できるデータベースエンジン
Amazon RDSで利用できる主なデータベースエンジンは5つあります。
選択基準はデータ規模・アプリ要件・予算・ライセンス・拡張性などです。
※データベースエンジンとは、データベース上のデータを管理するためのシステムです。
| 基準 | |
| MySQL | オープンソースのためコストを抑えて利用が可能。 カスタマイズも比較的容易で、 小規模から中規模のアプリケーションに適する。 |
| PostgreSQL | |
| MariaDB | |
| Oracle | エンタープライズアプリケーション向け。 高可用性とセキュリティが強化されていますが、 コストが高い場合がある。 |
| SQL Server | |
| Amazon Aurora | MySQLやPostgreSQLと互換性があり、 高可用性、大規模ストレージスケーラビリティ等が 必要なwebゲームやモバイルゲームに適する。 |
Amazon RDSのメリット・特徴
Amazon RDSには主に次のメリットがあります。
① 自動バックアップとリストア
Amazon RDSは自動的にバックアップを作成し、必要に応じて復元できます。
② ソフトウェアへの自動パッチ適用
データベースエンジンの更新やセキュリティパッチの適用をAWS側で自動実施します。
③ 拡張性
トラフィック増加に合わせて、リソースを簡単にスケールアップできます。
④ セキュリティ
暗号化やアクセス制御などのセキュリティ機能が用意されています。
マネージド型サービスのため、バックアップやメンテナンスなどの運用負担を大きく削減できます。
ただし、利用できるバージョンが限定される/容量が無制限ではない、などの注意点もあります。
まとめ
Amazon RDSは、クラウド上でRDBを簡単にセットアップ・運用・スケーリングできるサービスです。
データベース運用をAWSに任せられるため、初心者にも扱いやすく、運用工数削減に大きく貢献します。