【用語解説】CentOSとは?CentOS 7EOLの影響ととるべき対策とは

更新日:2025-12-04 公開日:2024-05-09 by Bitmoss

目次

CentOSとは?CentOS 7はすでにEOLに、次世代OSで安心運用をはじめよう

2024年6月30日、弊社が提供していたサーバーOS「CentOS 7」がEOL(サポート終了)を迎えました。サポートが終了したOSの利用は、既知の脆弱性を狙う攻撃の増加やマルウェア感染など、企業システムに深刻なリスクをもたらします。

また、サポート終了後にはパッケージ管理ツール「yum」でエラーが発生し、日常のシステム運用に支障をきたすケースも確認されています。本記事では、CentOSの基本、開発方針の変更、EOLによる影響、そして今後の対策についてわかりやすく解説します。

CentOSとは

CentOS(Community ENTerprise Operating System)は、オープンソースのLinux系OSです。商用OSである RHEL(Red Hat Enterprise Linux) と高い互換性を持ち、安定性が高いことから、企業のWebサーバーやデータベースサーバーなどで広く利用されてきました。

無償で利用できる点も採用を後押しし、長年「企業で最も普及しているLinux系OS」のひとつとして定着していました。

CentOSの特徴

CentOSには、主に次の3つの特徴があります。

  • RHELと互換性が高い
  • 企業利用での「事実上の標準(デファクトスタンダード)」
  • 無償ながら有償OSに近い安定性と機能

以下で詳しく解説します。

RHELと互換性が高い

RHEL(Red Hat Enterprise Linux)は企業向けに提供される有償のLinuxディストリビューションです。CentOSはこのRHELとソースコードを共有しており、機能や挙動が極めて近い点が特徴です。

そのため、

  • RHEL向けの技術情報をそのまま参考にできる
  • 商用レベルの安定性を無償で利用できる

といったメリットがあり、多くの企業が採用してきました。

企業利用での事実上の標準

CentOSは長年にわたり企業ユーザーに支持され、サーバーOSとして「事実上の標準(デファクトスタンダード)」と位置づけられてきました。

利用企業が多い分、技術情報やトラブルシューティングの事例が豊富で、システム担当者が問題解決しやすい点も大きなメリットです。

無償OSながら有償OSに近い機能

CentOSは無償でありながら、商用OSと同等レベルの機能と安定性を備えていました。しかし、CentOS 8以降は開発方針が変わり、RHELと完全に同じタイミングでのアップデート提供は行われなくなりました。

このため、企業システムでは用途に応じて、CentOSに代わる後継OSの検討が必要になっています。

CentOS 8以降の開発方針の変更

充実した機能と高い安定性で多くの企業に利用されてきたCentOSですが、なぜサポート終了となったのでしょうか。
その背景には、2019年に発表された「CentOS Stream」という新しいディストリビューションの存在があります。

CentOS Streamは、RHELより少し先行した更新を取り込むローリングリリース型のディストリビューションで、従来のCentOS Linuxとは位置付けが異なります。

2020年にThe CentOS Projectは、開発リソースをCentOS Streamへ集中させる方針を発表し、別製品であるCentOS Linuxへの開発やアップデートの提供を順次打ち切ることになりました。

その結果、2019年にリリースされたCentOS 8のサポートは、当初予定されていた2029年から大幅に前倒しされ、2021年12月31日で終了しました。

CentOSのEOLへの対策

現在CentOSを利用している場合は、サポート期限の終了までに新しいOSなどの後継製品、または他社製品へのサーバーリプレースを検討する必要があります。

弊社で取り扱っている次世代OSは、最長で2032年までサポートが提供されています。そのため、サポートが継続している期間中は、適切な保守運用を受けることができます。

弊社では、CentOS 7の後継として、AlmaLinux 8AlmaLinux 9 の2種類のLinux系OSを採用しています。AlmaLinux 8はサポート期間が2029年3月まで、AlmaLinux 9は2032年5月までです。

CentOSと各後継OSのサポート期間比較
各OSのサポート期間の比較イメージ(CentOS 7とAlmaLinux 8/9など)

しかし、費用やシステム構成、対応期間の確保などの理由から、EOLまでにサーバーのリプレースが完了しない場合もあります。その場合は、脆弱性・セキュリティ対策としてクラウド管理型の総合サーバーセキュリティサービス「C1WS」の導入をおすすめしています。

関連サービス

>  クラウド型総合サーバーセキュリティサービス C1WS

まとめ

CentOSは高い安定性と無償利用のメリットから、多くの企業で採用されてきたサーバーOSです。しかし、CentOS 7は2024年6月30日にEOLを迎え、今後はセキュリティリスクが増大します。

可能な限り早期にAlmaLinux 8/9などの後継OSへ移行すること、移行が難しい場合にはC1WSなどの追加セキュリティ対策を導入することが重要です。

CentOSからの移行方針の検討や、現行環境のリスク評価、

最適な後継OSの選定などでお困りの際は、ぜひ弊社までご相談ください。

 

お客様のシステム構成や運用体制に合わせて、

AlmaLinux 8/9やC1WSを組み合わせた最適な移行・セキュリティ対策プランをご提案します。

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