【解説】ISMAP登録で注目されるCloudflare、安心して使えるCDNとは

更新日:2026-01-29 公開日:2026-01-28 by Bitmoss

目次

【解説】ISMAP登録で注目されるCloudflare、安心して使えるCDNとは2026年1月、Cloudflareが日本の政府情報システム向けセキュリティ評価制度であるISMAP(Information System Security Management and Assessment Program)への登録を完了したことが発表されました。

【参考情報】Cloudflare公式プレスリリース:Cloudflare、ISMAP登録を完了

ISMAP登録は、クラウドサービスを選定する際に、政府調達や高いセキュリティ要件を前提としたシステムで 利用可能かどうかを判断する基準の一つです。

本記事では、クラウド環境の設計・構築を行う立場から、CloudflareのISMAP登録が実務上どのような意味を持つのか、またCDNとして安心して採用できる理由を整理します。

ISMAPとは

◾️政府情報システム向けクラウドの評価制度

ISMAP(Information System Security Management and Assessment Program) は、政府情報システムで利用されるクラウドサービスに対して、セキュリティ対策の充足度を評価・登録する制度です。

◾️情シスにとっての実務的な位置づけ

ISMAPは「政府調達向けの制度」であると同時に、民間企業においても セキュリティ要件が厳しいシステムでクラウドサービスを選定する際の判断材料 として活用できます。要件定義や内部説明・監査対応の観点で、指標として扱いやすい点が特徴です。

ISMAP登録で何が変わるのか

◾️制度上「利用可能」と整理され、検討しやすくなる

今回のISMAP登録により、Cloudflareの複数サービスが制度上の対象として登録されました。 インフラ設計の観点では、機能そのもの以上に、 「どの要件までを前提に採用判断できるか」が整理しやすくなった 点が重要です。

◾️対象となる主なサービス

公式情報として登録対象となっているのは、以下のサービスです。

・CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)
・WAF(Webアプリケーションファイアウォール)
・DDoS攻撃対策
・Zero Trust Security(ゼロトラスト)関連サービス
・Workersなどのサーバーレス機能

インフラ設計の視点で見たISMAP登録の意義

◾️採用判断で効くのは「制度・説明責任」の軸

公共系案件や規制産業向けのシステムでは、性能や機能だけでなく、 制度・調達基準の観点で利用可能かどうか が採用判断の分かれ目になることがあります。

◾️要件定義・ベンダー選定・監査対応の材料になる

情報システム部門の立場では、 セキュリティ要件定義、ベンダー選定、内部監査・説明責任 といった場面で、ISMAP登録の有無が判断材料になるケースは少なくありません。 今回の登録によって、Cloudflareを選択肢として検討しやすい位置づけになったと言えます。

CDNとしての評価と実務での使いどころ

◾️CDNは高速化だけでなく、前提インフラになっている

CDNは、もはや「パフォーマンス改善のための追加機能」ではなく、 可用性・耐障害性・セキュリティを支える前提インフラ として扱われることが増えています。

◾️可用性とセキュリティをまとめて設計しやすい

CloudflareのCDNは、世界規模の分散ネットワークを活用し、 大規模トラフィックへの耐性やDDoS対策、WAFによるWebアプリケーション保護などを提供します。

今回のISMAP登録により、これらの機能が 日本の厳格なセキュリティ基準に照らしても利用可能であることが第三者的に示された 点は、情シス部門にとって安心材料の一つになるでしょう。

まとめ:情シスがおさえておくべきポイント

・SMAPは、クラウドサービス選定時の重要な判断材料
・今回の登録により、Cloudflareは制度上、検討しやすい位置づけになった
・CDNは可用性・セキュリティを支える前提インフラとして扱われることが増えている


👉設計は「制度・運用」まで含めて考える

クラウドサービスを選定する際には、個々の機能だけでなく、 制度・評価・運用を含めた全体設計の視点 がますます重要になっています。

当社フューチャースピリッツでは、要件に応じてCloudflareや ISMAP認定済みのさくらのクラウド などを組み合わせ、セキュリティと運用性を両立したインフラ設計・構築を行っています。

セキュリティ要件が厳しいシステムや、クラウド選定に悩むフェーズでも、 要件整理・構成検討の段階からご相談いただけます。

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ISMAP対応が求められる案件や、セキュリティ要件が厳しいシステムについても、
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検討ポイントについて実績をもとにご提案します。

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よくあるご質問(FAQ)

Q1. ISMAPとは何ですか?

A.ISMAP(Information System Security Management and Assessment Program)とは、日本政府がクラウドサービスのセキュリティ対策状況を評価・登録する制度です。
政府調達や高いセキュリティ要件が求められるシステムでの判断基準として活用されます。


Q2. なぜ情報システム部門にとってISMAPが重要なのですか?

A.ISMAPは、クラウドサービスが政府レベルのセキュリティ要件を満たしているかを客観的に判断できる指標だからです。
情シス担当者にとっては、以下の場面で有効です。
・セキュリティ要件定義時の判断材料
・クラウドベンダー選定時の比較基準
・経営層・監査部門への説明根拠


Q3. ISMAP登録がないクラウドサービスは使えないのですか?

A.必ずしも使えないわけではありません。
ただし、公共機関や高いセキュリティ要件が求められるシステムでは、ISMAP登録が事実上の前提条件になるケースがあります。そのため、将来的な拡張や用途を考慮すると、ISMAP登録済みサービスを選択するメリットは大きいと言えます。


Q4. CloudflareのISMAP登録で何が変わりましたか?

A.CloudflareのCDNやセキュリティ関連サービスが、制度上「利用可能なクラウドサービス」として整理されました。これにより、公共系案件やセキュリティ要件が厳しいシステムでも、検討しやすい選択肢の一つになっています。


Q5. CDNはセキュリティ対策としても有効ですか?

A.CDNは通信の高速化だけでなく、DDoS対策やWAFとの連携など、可用性・セキュリティを支えるインフラ要素としても機能します。現在では、前提コンポーネントとして設計に組み込まれるケースが増えています。

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