CentOS 7は2024年6月でサポート終了!使い続けると深刻なセキュリティリスクに

更新日:2025-07-14 公開日:2023-12-19 by アツシバ

目次

2024年6月30日にCentOS 7のサポートが終了することはご存じですか?
現在CentOS 7を使われている方は、サポート終了によって、セキュリティリスクが増加します。

CentOS 7 サポート終了(2024-06-30)のリスクに関連する記事のアイキャッチバナー

サポート期間終了後もCentOS 7を利用していると・・・

新OSのサーバーへリプレースせず、サポート終了後もCentOS 7サーバーを利用された場合、OSに不具合が見つかっても、修正プログラムが提供されないため根本的な対応ができません。

その結果、以下のようなリスクが考えられます。

想定されるリスク例 影響例
  • サイトの改ざんやマルウェアの設置
  • アカウント情報やデータなどを不正に抜き取られる
  • スパム配信などの不正行為を行うための踏み台として利用される
  • 攻撃によりアプリが正常利用できずサービス停止
  • サイトの一時閉鎖
  • 運営企業の社会的信用の失墜
  • 売上機会の損失(ECサイト)
  • 情報漏えいによる見舞金などの損害賠償費用負担

セキュリティリスクを回避するには?

安全なサイト運用のためには、OSアップデートに伴うサーバーのリプレースが必要になります。
OSのアップデートは、ビジネスの成長と安全性を保つための重要なステップです。
未来に向けた準備を始めましょう。

CentOS 7 を使い続けた場合の想定リスクをアイコン付きで列挙した図

フューチャースピリッツで提供可能な新サーバーは?

CentOS 7のサポート終了は2024年6月30日となります。
弊社で取り扱っている次世代OSは、最長で2032年までサポートが提供されています。そのため次世代OSの場合、サポートが終了するまでの間、弊社から適切な保守運用を受けることができます。

CentOS 7 と AlmaLinux 8/9 のサポート終了時期を比較した棒グラフ
各OSのサポート期間


弊社ではCentOS 7の後継として、Linux系OSを2種類ご提供しております。

AlmaLinux 8 AlmaLinux 9
  • コントロールパネル「Plesk Obsidian」
  • カーネルバージョン「Linux 4.18.0」 
  • ウェブサーバーのバージョン「Apache 2.4」 
  • メールサーバーのバージョン「Postfix 3.5」 
  • メーリングリストのバージョン「mailman 2.1」 
  • FTPサーバーのバージョン「proftpd 1.3」 
  • Perlのバージョン「5.26.3」 
  • PHPのバージョン「7.4」 
  • MariaDBのバージョン「10.3」 
  • PostgreSQLのバージョン「10.17」 
  • コントロールパネル「Plesk Obsidian」
  • カーネルバージョン「Linux 5.14.0」 
  • ウェブサーバーのバージョン「Apache 2.4」 
  • メールサーバーのバージョン「Postfix 3.5」 
  • メーリングリスト: なし
  • FTPサーバーのバージョン「proftpd 1.3」 
  • Perlのバージョン「5.32.1」 
  • PHPのバージョン「8.0(標準)」「8.1」 
  • MariaDBのバージョン「10.5」 
  • PostgreSQLのバージョン「13.11」 

上記2種類のOSをご提供可能ですが、OSによって提供可能なPHPバージョンが異なります。

  AlmaLinux 8 AlmaLinux 9
OSサポート期間 2029年3月 2032年5月
PHPサポート期間 PHP7.4  2029/05サポート終了  PHP8.0  2032/05サポート終了 

※サポート終了時期は変更される場合がございます。
※PHPについて最新版をご希望の場合は別途ご相談ください。

どうしてもリプレースできない場合は?

2024年6月30日までに新OSへのリプレースが必要だとお伝えしてきましたが、「移行が間に合わない」「サーバー上のシステムの都合でリプレースできない」など、どうしてもリプレースができない場合もあると思います。そのような場合は、セキュリティ対策として「C1WS」を導入することをおおすすめいたします。


「C1WS」とは、クラウド管理型の総合サーバーセキュリティサービスです。その「C1WS」の機能の1つに「仮想パッチ」というものがあります。「仮想パッチ」は、提供元のトレンドマイクロ社が更新したポリシーを自動適用することにより、OS提供元に代わる疑似的なパッチが適用できる機能となります。この「仮想パッチ」を利用することで、サポートが終了してしまったCentOS 7の脆弱性対策を行うことができます。フューチャースピリッツでは、この「C1WS」の導入も承っております。

サーバーリプレースの方法について気になる方はお気軽に相談ください

OSの変更を伴うサーバーリプレースに関しては、プログラムの変更が必要な場合もあります。
弊社では、サーバーだけでなくサイトのリニューアルなどWeb制作も承っておりますので、Webサイトに関することであれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。

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