初心者でも受かる?AWSクラウドプラクティショナー試験(CLF-C02)合格への道・後編

更新日:2025-06-16 公開日:2023-12-28 by 丸餅

目次

今回、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の資格の1つであるAWSクラウドプラクティショナー試験(CLF-C02)を受験しました。初心者によるAWSクラウドプラクティショナーに合格するまでの道のりを前編・後編に分けてご紹介いたします。

1.実際の勉強方法

2023年9月~試験当日までどのように勉強していたのかについてご紹介いたします。
主に使用していた教材は前編でご紹介した下記の2種類です。

【CLF-C02版】この問題だけで合格可能!AWS認定クラウドプラクティショナー模擬試験問題集(6回分390問)

【CLF-C02版】これだけでOK!AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題300問付き)

■9月 勉強時間:<平日>2時間 <休日>1時間

まず始めに、現在の自分のレベルを知るため、①の模擬試験問題集の基礎レベルの問題を解きました。正答率が9割程度取るのが好ましいとされるレベルでしたが、結果は4割程度と芳しくありませんでした。まずは、インプットが必要と感じたため、②の動画をメインに取り組みました。

AWSの公式デジタルトレーニングやYouTubeにある豊富な試験対策動画も活用していました。AWSの公式デジタルトレーニングはAWS Skill Builderに登録することで、無料で視聴(一部有料)できる動画で、日本語にも対応しています。

AWS Skill Builderで公開されている分だけでは不安に感じ、Udemyの講座を購入しましたが、受験後の感想としては、AWSの公式デジタルトレーニングと①の模擬試験問題集だけでも十分な対策は可能だと感じました。

勉強時間は平均して、平日は約2時間、休日は約1時間で週2~3日の勉強量でした。

■10月1週目~2週目 勉強時間:<平日>3時間 <休日>2時間

9月は①の模擬問題集の正答率が思うように上がらず、なかなか勉強に本腰を入れることができませんでした。
しかし、10月上旬に試験日を登録・申込したことで気持ちが切り替わり、モチベーションも上がりました。

その後はアウトプットを重視し、9月から取り組んでいた模擬試験にこれまで以上に時間をかけるようにしました。

AWSクラウドプラクティショナー対策として、模擬試験全65問を平日に分割して実施し、週末に復習または再実施する勉強サイクルの例を示す図

勉強サイクルの例

模擬試験問題集の取り組み方としては、全65問のため、平日5日間かけて1回分の模擬試験を解き、その平日の復習を土日にするサイクルで勉強を行いました。

平日は13問ずつ解くことから、分からない単語やサービスが出てきた際は、②の動画を再度視聴したり、対策本を使って調べたりと一問一問、時間をかけて解きました。2回目以降に解く際は、調べることはせずに解答し、なぜその解答になるのか、他の選択肢はどのようなサービスでなぜ違うのかを考えながら解くようにしていました。

また、1週間かけて解いた模擬試験は、その週以降も空き時間や土日を使って何度も解きなおし、知識の定着に努めました。少しずつですが正答率が着実に伸びていくのを実感し、だんだんとAWSの勉強が楽しいと思えるようになってきました。

■10月3週目 勉強時間:<平日>3時間 <休日>2時間

試験まで残り1週間となったあたりから、自分なりにサービスを一言でまとめた一覧表の作成を始めました。模擬試験問題を繰り返し解いていると苦手な分野・サービスが分かるため、それらを重点的にまとめ、寝る前や移動時間などいつでも見返せるように工夫していました。

この頃になると基本的なサービスについては、理解できるようになり模擬試験でも繰り返し解くものについては8割を安定して取れるようになりました。しかし、初見の模擬試験問題では依然として5割程度しかとれず、不安なまま試験当日を迎えました。

2.試験当日

試験当日についてご紹介します。

試験の実施方法に関し、自宅でのオンライン受験は準備が大変で、テストセンター受験の方が準備が簡単で良いと、社内で聞いていたためテストセンターでの受験を選びました。

テストセンターに到着し、試験開始までの約20分の待ち時間がありました。この間に、新試験になったことで新たに追加されたサービスについての確認や、これまでに私がまとめた一覧表を見返して過ごしていました。

初見の問題で5割程度しかとれない状態での試験当日を迎えたため、試験開始直前まで非常に緊張していました。しかし、実際問題を解き始めると、想定していたレベルよりも簡単に感じ、落ち着いて取り組むことができました。

しかし、手ごたえのある問題が40問近くあった一方で、全く分からない問題も10問ほどあり、試験終了ボタンを押すまで緊張がほぐれることはありませんでした。

簡単なアンケートに回答し、試験終了ボタンを押すと終了画面とともに合否結果が表示されます。
結果は、合格でした。合格の文字を見た際は、安堵から思わず泣いてしまいそうなくらい嬉しかったです。

3.まとめ

AWSクラウドプラクティショナー試験について、IT未経験者の合格までの道のりをご紹介しました。業務でAWSの案件などに携わると、AWSクラウドプラクティショナーの勉強が活きていると感じる瞬間が多々あります。しかし、試験の翌日に点数の確認をしたところ780点しか取れておらず、手応えとしては800点ほど取れたと感じていただけに少し悔しさが残りました。AWSクラウドプラクティショナーは3年ごとに更新が必要であり、AWSのサービスも時代に合わせ変化していくことから、今後も継続しての学びが必須です。今回はハンズオンなどAWSの実環境を触らずに勉強をしたため、さらに理解を深めるためにも無料枠を活用しながらハンズオンに挑戦してみようかと計画中です。

この記事がこれからAWSクラウドプラクティショナーを受験する方にとって有意義となれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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